ミー&マイガール | platea/プラテア

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青山航士さんと出演作について。『The Musical AIDA〜アイーダ〜』/ ゲキXシネ『五右衛門ロック』出演
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BW版と06年ロンドン版両方に出演しているのは?/ミー&マイガール
 いや〜、もう毎回知らないことばかりで何から書いていいか分からないぐらいですが、とりあえず『ミー&マイガール』カルトクイズ調で行ってみます。
 タイトルの正解は、草刈正雄さん演じるジョン卿を、20年をへだてて演じたジョージ・S. アーヴィング。1922年生まれでブロードウェイ版当時の64才はともかく、06年となると84才! 男性版森光子さんですね〜。06年ロンドン版のレビューを見ると、86年リバイバルはダンスに関しては"no great shakes"だったのがかなり活力のあるものに変わったようですね。日本版もそうなのかしらん猫2。そうした現代的なアレンジが施される一方で、アーヴィング氏のコミカルな演技は20年を経ても大好評だったようです。ベテランの力ってやっぱり何物にも代えがたいですよね。アーヴィング氏はなんと43年の『オクラホマ!』ブロードウェイ初演に出演している人なので、キャリアは60年超。青山航士さんトリビアの定番に「6才から子役」というのがあるけど、負けずに長〜く活動していただきたいものです。
 でも、アーヴィング氏のお年で演じた役を、日本版では万年青年の草刈正雄さんが演じる、というのが結構意外です。最初日本版のどの方の役なのかわかりませんでした〜。ううむっ、これもやっぱり東宝さんのファンサービスなんだろうか。
00:13 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
イベント決定! ランベスウォークで777/ミー&マイガール
 東宝公式サイトに早速『ミー&マイガール』イベントの告知がぴかぴか。それも日曜日ですよ〜、激戦は必至ですがブルク7の「ゲキXシネ祭り」に続いて「ミーマイ祭り」のスタートですね。

ジョギング777人のランベスウォークジョギング
鉛筆2とき:2009年5月10日(日)午後2時開始(午後3時30分終了予定)
鉛筆2ところ:帝国劇場  東京都千代田区丸の内 3−1−1 tel.03-3213-7221

 キャストによるトーク+劇中歌披露に加えて、ランベス・ウォーク講座後、オーディエンスとキャストでランベス・ウォークを一足先に踊ってしまおう、という企画です! ということは、あのマミーズライブと同じく「オールスタンディング前提」ですね、楽しそう〜るんるん
 出演者は「全員」の予定で、「一夜にして伯爵家の後継ぎとなったシンデレラボーイ、ビルの幸運にちなんで777名のオーディエンスをご招待」ということです。なんだかカジノでスロットマシンみたいなノリですが、とにかくこれは絶対応募しないと〜。一応下に応募要領を書きますが、どうぞ公式サイトでご確認の上ご応募ください。インデックス「最新情報」をクリックすると、応募要領ページにリンクが張られています。

桜応募方法
・ 郵便はがき裏面に、郵便番号・住所・名前・電話番号(携帯番号)・年齢を記入
・ 宛先:〒100-8415 千代田区有楽町1−2−2 東宝日比谷ビル11階
       東宝(株)演劇部宣伝室 「ミー&マイガール」帝劇イベント係
・ 締切:2009年4月21日(火)必着
・ 応募者多数の場合、抽選。
・ 当選者には、入場整理券を4月24日(金)に発送。
鉛筆2抽選結果並びに当日の出演者に関する問い合わせには応じられませんとのこと。

桜応募条件
・ 郵便はがき1通につき、記名本人1名の申し込み。(重複応募は無効。)
・ 当日の参加は、入場券に記載の本人のみ。
・ 当日、受付にて本人確認あり。入場整理券と身分証(免許証・保険証など)を持参。
・ 当日は宣伝担当者の指示にしたがい、写真撮影・ビデオ撮影・録音等は禁止。
・ 帝劇までの交通費は自己負担。
・ 出演者「全員」はあくまでも予定で当日に決定。出演者に関する問い合わせは遠慮してくださいとのこと。
・ 席は指定。先着順ではなく、入場の際、無作為に並べてある、座席券の入った封筒を1枚ずつ引くそうです。

?お問い合わせ先: 東宝(株)演劇部宣伝室 電話03−3591−1222(平日11時〜午後6時)
今日は青山航士さんの公式サイトで公開されたばかりの写真に目がヨロヨロに眩んだ文を書こうと思ってたんですが、このニュースが目に飛び込んできました。ヨロヨロすぎて見苦しいからやめなさい、という天の声かもしれません猫2。でもミュージカルの舞台とは少し違った表情で嬉しいですよね〜。
00:08 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
BW版ビル Robert Lindsay /ミー&マイガール
 ふ〜〜ん、BW版"Me & My Girl"振付は映像の人だったのか〜、と驚いていたら、主演のRobert Lindsayも本国イギリスではBBCテレビを中心として活躍している俳優なんですね! なんだか意外〜、ウェストエンドというところの自由度が高いのか、それともプロデューサー達(作曲のNoel Gayの息子さんもその一人)が大胆なのかしら。当時のニューヨークタイムズでの評を見ると、他にもいいリバイバル作品はあったかもしれないけれど、"Me & My Girl"のように、現代的なシニックさを感じさせない作品はごく僅かしかない云々、ととても肯定的に書いているので、いいところは守りつつ、変えるところは大胆に変える、という感じだったのでしょうか。
 BBCのシェイクスピア・シリーズの常連だったというロバート・リンゼイは、コメディよりもむしろシリアスな役柄が多い人だったようです。その点ルドルフといえば、の井上芳雄さんと共通してますね。ロバート・リンゼイ公式サイトのGalleryを見ると、"Me & My Girl"の写真とともに『リチャード三世』のタイトルロールやローレンス・オリヴィエ主演の『リア王』でのエドマンド役の写真があって、イギリスの正統派俳優という感じのキャリアがうかがえます。また、戦争反対の立場を明確にしている方で、政治的発言も多いのだそうです。
 一方、NYタイムズの記事はR.リンゼイをジーン・ケリーやジェームズ・キャグニーといった往年のアメリカの大スターにもたとえていますが、"Me & My Girl"の写真なんか、本当にそんな感じで、とても本場イギリスのシェイクスピア役者とは思えない。いい俳優ってこんなにも振り幅のあるものなんですね。そういえばエフ・スピリットさまの公式プロフィールに青山航士さんの「その2」があって、おしゃれなスーツ姿なんですが、一度こういう燕尾服で飛んでいるところなんかも見たいですよねえ。青山さんのNYパンクから燕尾服まで、っていうのも凄いなあるんるん
 Robert Lindsay 公式サイト
00:13 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ブロードウェイ版('86)振付のGillian Gregory/ミー&マイガール
 『ミー&マイガール』ブロードウェイ版は87年トニー賞三部門を受賞しましたが、その内訳は主演男優賞、主演女優賞そして振付賞。やはりかつてヨーロッパで一世を風靡した「ランベスウォーク」の威力でしょうか。ちなみに他の部門は『レ・ミゼラブル』が押さえたようですね。
 振付を担当したのはGillian Gregoryという女性ですが、青山航士さんのファンというか、このブログのこれまでの話題ととても関わりの深い人でしたパンチ
 それまで舞台よりも映像作品の振付で活躍していた人で、1975年は映画"The Who's Tommy", 76年にはトミーのパロディ"Pommy"で触れたエリック・アイドルによる"Rutland Weekend Television"を振付し、出演もしています。ミュージカルファンの方には「エリック? 誰それ?」かもしれませんが、ニューヨークを沸かせている『モンティパイソン』は、彼がメンバーだった同名の異能集団の作品が原作です。その他にも77年にはバレエ界の永遠の大スター、ルドルフ・ヌレエフ主演の映画『ヴァレンティノ』、79年には再度The Whoの映画『四重人格』の振付も手掛けていますね。『スターウォーズ エピソード6』、ジョディ・フォスターが出演した平均年齢12才のNYちびっこギャングミュージカル映画『ダウンタウン物語』もこの人の振付だそうです。また、『ミー&マイガール』の成功を受けてか、02年には英ロイヤルフェスティバルホールのミュージカル『ピーター・パン』を振り付け・・・と大活躍です。
 結果としてはトニー賞まで取って「大英断」ということになりましたが、ブロードウェイに打って出る、という時に映像関係の人を起用するってかなり大胆な決断ですよね。アメリカと映画産業の在り方をにらんでのことなんでしょうか。・・・そう思うと日本ってどんな市場なんでしょう。ワタシ的にはやっぱり観客にも関係者の方々にも、もっとダンスを愛してほしいんですが・・・。客席降りがある『ミー&マイガール』、日本版もトニー賞に迫る勢いで客席を沸かせてほしいな〜〜。
23:20 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
時代を超える・今を刻みつける/ミー&マイガール
 6月上演される『ミー&マイガール』は、06年版の再演、ということですが、06年から07年にかけてイギリス本国でも70周年を記念して8か月のツアーが行われたそうです。まさに時代を超える人気作品ですね。このときの演出・振付はWarren Carlyle、ブロードウェイでは"The Producers"や"Oklahoma!"のリバイバル版の共同振付を、イギリスでは"FOSSE"ロンドン版振付などで活躍している人です。"The Producers"は言うまでもなく、"Oklahoma!"もリバイバルとしてかなり好評で、トニー賞ではリバイバル部門でいくつもノミネートされてますね。
ただ、2008年に彼が演出と振付を手掛けた"A Tale of Two Cities/『二都物語』"は残念ながらおよそひと月でクローズとなりました。不況の影響もあるそうですが、批評家たちに受けなかったようで、新作って難しいんだなあ、と思います。古典的な作品のほうが安定した観客動員力があるのはバレエも同じですが・・・。
 そこで思い出したのが青山航士さんがブログで紹介されていた夏木マリさんの『印象派』。私は残念ながら見たことがないんですが、そこはオタクで、ダンスマガジン2004年12月号に夏木さんの『印象派』についてのインタビューがあったのは記憶していました(病的豚)。この年は青山さんが『ウエストサイドストーリー』に出演されたんですが、ニューヨークシティバレエも『ウエストサイドストーリー組曲』を一演目として来日公演していて、なつかし〜〜。さて、夏木さんですが、93年にこの舞台シリーズを始めたきっかけは「はっきり言えば、演劇界に対する反抗心」と語っておられます。
 何の基本もないまま演劇界に入り仕事をするうちに演技が楽しめなくなった夏木さんはヨーロッパでワークショップを経験、その言葉重視ではない身体感覚から入っていくやり方に解放された気分を味わったそうです。ピナ・バウシュにも影響を受け、自分の演劇を探してみようと始めたのが『印象派』で、明確な物語のない、身体の起承転結としてのこの舞台が、自分のメンテナンス場所のように感じられるとのこと。なるほど。
 若き日のピナ・バウシュは青山さんと同じく、ジュリアードのダンス科に留学していますが、同科出身の振付家ラー・ルボヴィッチといい、雄弁に語りかけてくるような身体表現が共通項ですね。校風なのかしら。歌詞やセリフみたいな「言葉」と違って、身体表現で伝えるのって誤解が生じやすいし、技術が伴わないとグダグダものに陥ったりで「・・・は?」と観客が困ったりしますが、青山さんになら是非見せてほしいわぁ。リバイバルの名作もジュークボックスミュージカルも楽しいんですけどね〜〜、やはり同時代のアーティストの「今」を刻む作品も見たいです。うう〜〜ん、このダンスオタクも夏木さんに刺激されて「反抗心」起きてるのかもしれない・・・。
01:04 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ところでランベスってどこ?/ミー&マイガール

 花冷えの終りがなかなか見えてきません。だけど少しずつ開花する桜も、とても奇麗だなと思います。自然の歯車が狂ってきても、自分の力で生をつなぐ木々ってすごいですね。こうしているうちに進化するのでしょうか。
 さて、『ミー&マイガール』といえば、の「ランベス・ウォーク」、ビルとサリーの街「ランベス」っていったいどのあたりの地区かと思い少し探してみたら、二年前、"TOMMY"でHeathfield Gardenのトミー(中川晃教さん)の家と青山航士さんの演じたThe Hawker/ポン引き&アシッド・クイーンのいる街、Isle of Dogsを調べた時の地図がわかりやすいようです。時代は20年ほどずれますが、テムズ川の南、トミーの住んでいたWandsworth地区の東隣ですね。赤い部分が「シティ」と呼ばれる街の中核部ですが、周辺に青山さん出演作の舞台となった地区が並ぶ形になり、オタクとしては一度行ってみないといけないような気がしてきました。
 The Hawker....カッコ良かったですよね〜〜〜。この前もTOMMYのゲネプロ映像で思い出し狂い(?)していたのに、今日もまた思い出してしまいました。あの作品の「仇花」というのに本当に相応しい、甘美な毒に満ちた燐粉を振りまくような青山さんの歌声がどこかでまた聞けないものかと思います。


21:34 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
初代ビル〜Lupino Lane/ミー&マイガール
昨日『スーザンを探して』の公式サイトが閉鎖、と書きだしたものの、なんだか寂しくなってきて書くのを止めてしまいました。連日楽しい記事を公開してくださったスタッフ&キャストの皆さん本当に有難うございました。ただ、舞台って夢のように消えてしまって、その儚さこそがいいんだ、とも思いますが、ある程度の記録は残してほしいですよね〜。まして青山航士さんみたいに動いているところが最高な人のファンとしては一つでいいから動画を残してほしいです〜。"TOMMY"ゲネプロ映像なんてまだ見られるんですよラブ。重力を無視して弾む青山さん、いつ見てもいいな〜るんるん。東宝さんも是非一本だけでも動画の復活お願いします桜
 さて『ミー&マイガール』初代ビルのLupino Laneですが、彼はこの作品を共同プロデュースしています。本名のセカンドネームがWilliamなので、役名もその愛称の「ビル」からとったのでしょうか。ルーツは17世紀移民のイタリア芸人一家、という芸能一家に生まれた彼の初舞台は4才! 1892年生まれですから、19世紀デビューです。歴史だなあ〜。ブロードウェイでキャリアを積んで20年代にイギリスに帰国し、活躍を重ねた彼ですが、やはり代表作はなんといっても『ミー&マイガール』。一年間のウェストエンド公演と全英ツアーでヨーロッパの大スターになりました。
 戦後は、空襲で破壊されたロンドン復興に彼も一役買って、Gaiety Theater のオーナーとなり、コメディ・パフォーマンスの場としました。ヒースロー空港が開港、エリザベス女王とギリシアのフィリップ王子のロイヤル・ウェディング、ロンドン・オリンピック開催とロンドンは明るい話題にわきましたが、この劇場は50年に経営が行き詰まり売却されたそうです。それから59年に亡くなるまでのことは私にはわからないのですが、妻のViolet Blythは83年に93才で亡くなっていますので、ひょっしたら86年のブロードウェイでの再演の話を耳にしたでしょうか。世の中が変わり果てても、Lupino Laneが作り上げた作品が夢のように消えてしまわず大西洋を越えて再び上演されると伝えに、この世を旅立ったのかもしれません。
00:10 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ヨーロッパは踊る〜ランベス・ウォーク〜/ミー&マイガール
さて今日は『ミー&マイガール』の作曲家ノエル・ゲイのことを見てみました。この人はいろいろな情報が残されていて安心〜。
 1898年イギリスのヨークシャー州生まれ、1954年に亡くなっていますが、息子さんがNoel Gay Artistsという芸能事務所を開いていて、今も作品の著作権管理をしているようです。本名はReginald Moxon Armitage、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックとケンブリッジで学んだ彼は、在学中からミュージカルに興味を覚え、ポピュラーソングも書くようになりました。が、ロンドンの聖アン教会の音楽監督とオルガン奏者でもあった彼は、教会関係者に迷惑がかからないように、ペンネームNoel Gayを使って作品を発表したそうです。アンドリュー・ロイド・ウェバー卿と彼だけがウエストエンドで4作品同時上演の記録を持っているとのこと、20世紀イギリスのポピュラー音楽を代表する存在ですね。
 また、『ミー&マイガール』のショーストッパー「ランベス・ウォーク」は、タイムズ紙の見出し記事の題材となった唯一のポピュラーソングでもあるそうです。1938年10月の記事で、「独裁者が叫び、政治家が閣議をしているあいだに、ヨーロッパ中が踊っている−ランベスウォークに合わせて」と書かれ、当時の熱狂ぶりが伝わりますね。
 平和が一日一日侵されていくような時代、ノエル・ゲイはミュージカル・コメディやレビューのために曲を書き続けました。1939年9月、ドイツとの開戦宣言の二日前にBBCテレビは放映を休止、11月には彼が曲を提供していたBand Waggonというラジオ番組も終了します。これは明日を夢見る芸人コンビがお化け屋敷に潜り込んで・・・という設定でしたが、その亡霊たちはナチスを暗示し、彼らの地下室のテレビはベルリンにつながっている・・・という具合だったそうです。今もブロードウェイを沸かせている、BBC製作番組を原作とした『モンティパイソン』に通じるブラックジョークを感じますね〜。そして何より、歴史の荒波の中でも人を楽しませ、自分たちのやり方で批判もする、表現者のたくましさを感じます。そんな時代が生んだ「ランベス・ウォーク」、別格のショーストッパーといえそうです。
23:42 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
Me & My Girlの謎/ミー&マイガール
 WBC勝ちましたね〜。イチロー選手を見るのって私的には青山航士さんのダンスを見るのと共通する感覚があります野球。理想の運動曲線が見えるというか、強いって美しいですよね。
 なんでこんな話題からかというと、正直言って『ミー&マイガール』を訪ねていきなり行き詰ってしまったからなんです〜。脚本と歌詞、当たり前のように"L. Arthur Rose & Douglas Furber"とクレジットにあるんですが、このL.Arthur Rose氏、ネットめぐりをしても生まれた年はおろか生まれた場所も国籍もなにもでてきませんあせあせ。ブロードウェイのデータベースでもトニー賞ノミネート以外、そうした個人的な情報はなく、わずかに映画関係のデータに以下のような記録がありました。
鉛筆2脚本 
 Lorden från gränden (1967) (TV) (脚本)
 Jij en ikke (1965) (TV) (脚本)
 Greven från gränden (1949) ( "Me and My Girl")
 ... aka The Lord from the Lane (International: English title)
 Me and My Girl (1939) (TV) (脚本)
 Rake's Progress (1939) (TV) (脚本)
 Trust the Navy (1935) (原作)
CDサウンドトラック:
 Accompagnatrice, L' (1992) (脚本:... aka The Accompanist (USA)
 "Lo Kolel Sherut" (1 episode, 1991)
- Episode #2.4 (1991) TV episode (歌詞: "Bo El Ha-Mesiba")
 ・・・ネット上で見た時は戦後の作品がドイツ名になってる???と思ってコピぺしてアップしたらどうも違う・・・たぶんスウェーデン語だと思うのですがあせあせコレはお使いのパソコンによって表記が乱れていると思います、ごめんなさい。"Lorden från gränden "が"Me & My Girl"のことだというのはわかったんですが・・・それにしても謎です。どなたかご存知の方いらしたら教えてください聞き耳を立てる
00:20 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |
50年めのドラマ・デスク賞/ミー&マイガール
 さて、チケットの一般発売も始って、「いよいよ」感のある『ミー&マイガール』。作詞&脚本を担当したうちの一人、ダグラス・ファーバーは1885年、19世紀生まれの人ですね、『ルドルフ』のマイヤーリンク事件は1889年ですから、当時4才とはいえ悲劇のプリンスと同時代を生きていたと思うと、なんか歴史を感じます。デビューは1914年、オーストラリア人の作曲家A.エメット・スミスと組んだ「聖マリーの鐘」で、アメリカで大ヒットしたそうです。この曲は「ホワイト・クリスマス」で有名なビング・クロスビーが45年に持ち歌にし、同名の映画も作られています。
 また、1920年代にも彼の手がけたレビューとコメディが2作品ずつ、ブロードウェイで上演されていますので、『ミー&マイガール』は、アメリカで若いうちに成功をつかんだ彼が本国に錦を飾ったという感じなのでしょうか。
 戦後の活動としては、『ミー&マイガール』が全編テレビ放映された初のミュージカル作品ということもあってか、テレビ作品が数点記録されているようですが、ミュージカル関連の記録が見つからないので、ご存知の方いらしたら教えてください〜。
 そして1987年には初演から実に50年を経てトニー賞の最優秀ミュージカル脚本、最優秀オリジナルスコアの2部門にノミネートされ、ドラマデスク賞の最優秀脚本賞を受賞しますが、ご本人は61年に他界されていました。二つの大戦という大惨事を目撃しながら、時代が大きく変わっても人々の心をときめかせる作品を書くのは、相当の精神力と意思を必要とするような気がします。当時生きておられたら102才、死後四半世紀たっても祝福される作品を残すって、ものを作る人のひとつの理想かもしれませんね。
00:01 | ミー&マイガール | comments(0) | trackbacks(0)| - |