2008年11月の記事 | platea/プラテア

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青山航士さんと出演作について。『The Musical AIDA〜アイーダ〜』/ ゲキXシネ『五右衛門ロック』出演
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衣装の伏見京子さん/スーザンを探して
 『スーザンを探して』製作発表の動画が公式ブログでアップされましたねぴかぴか。バスキア調の(と勝手に決め付ける)青山さんの衣装も素敵でしたが、ロバータやスーザンのキラキラ具合もいいですね〜。歌舞伎好きでもある私は、普通にファッションとしてカッコイイものより、これくらい日常を逸脱した舞台衣装の方が好きです。
 衣装の伏見京子さんは雑誌、広告、そしてミュージシャンのスタイリストとしてキャリアを積んでこられた方のようです。少し前のページのようですが、excite公式サイトの`Dazed People"の紹介ページが素敵でした。
 関心の対象が「服」ということに留まらず、建築にまでおよんで、単にスタイリストというよりアーティストという感じの方ですね。ダンスファンとしては「服」だけでなく「立体」にこだわりのある方が衣装担当、と言うのは単純にうれしいですラブ
 上掲のページによるとウィーンの街からスタイリングのインスピレーションを得ておられるとのことですが、バロック、クリムト、「金のキャベツ」と呼ばれているセセッション・・・なんていう言葉に触れると、キンキラでありながら洗練されたあの衣装に「なるほど」感が。
 こうしてビジュアル・スタッフの方々を見ると、日本版『スーザンを探して』、相当カッコイイものになりそうです。早く1月にならないかなプシュー
00:18 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ブロンディのラップ・ラプチュアー/スーザンを探して
 今日はいよいよ『スーザンを探して』製作発表の日祝(といっても見に行けた訳ではないのですが)青山航士さんのブログや公式ブログでは今日の衣装の写真がアップされていますが、いいですね〜〜。何かとロンドン版をけなすみたいになるので一応抑えていたんですが、ロンドン版の舞台写真を見るたび「なんか垢抜けないなあ熱燗。こんなスーザンだったら大阪の商店街にもいるかも」と思っていたので、安心したというか気持ちは高揚しました。
 この衣装は今日限りかもしれませんが、青山さんの中の「都会の野生動物」みたいな危うさが、ブロンディの個性と通じる気がします。でっ公式ブログを見ると靴はブーツのようで、これも大賛成です。ダンサーの足元はタイツとまでは言わないけれど、タイトでないとウソですよね〜桜。来週には動画がアップされるとのことですが、東宝ミュージカルってどうしてこう至れり尽くせりなんでしょうぴかぴか。喜んで術中に入らせて頂きます。
 さて今日の製作発表で披露されたという「ブロンコール」はブロンディのヒットメドレーとのこと、タイトルにした"Rapture"はきっと入ってると思うんですがどうでしょうか。(翌日付記:ブログめぐりしてこの曲は入っていないと知りました豚
 81年1月、ブロンディというバンドの黄金期にリリースされたこの曲は、ラップミュージックに属するものとしては初のビルボード誌・全米ホット100の1位にランクインした、彼らの代表作です。それまでにラップ調のゴールド・ディスクは他に2曲記録されているそうですが、ブロンディがラップの先駆的存在だったとは意外、知りませんでした。これは皆で改めて聞く価値ありますね。それに人間リズムマシーンの青山さんがラップに乗ってるところって見てみたい〜〜。この曲、劇中でもぜひ聴きたいです。
 "Rapture"のビデオクリップには、なんと当時のNYでカリスマ的存在だったグラフィティ・アートのジャン=ミシェル・バスキアがカメオ出演しています。そのこと一つとっても、時代の最先端の空気がこの曲に充満している感じが伝わってきますね。バスキアか・・・そういえば実際のパンクって結構こ汚かったから、青山さんの衣装ってパンクというよりバスキア調かもしれない。ああなんてお洒落なんだろう。
 ◆ ジャン=ミシェル・バスキア展/ブルックリン・ミュージアム ◆
 ブロンディの曲に合いそうでしょ〜ビル
23:45 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
振付は原田薫さん/スーザンを探して
 青山航士さんのダンスをこよなく愛する者として、なにより気になるのはやっぱり振付なんですが、今回の『スーザンを探して』は、郷ひろみさん、安室奈美恵さんらとコラボレーションされてきた原田薫さん。いわゆる「ミュージカル的」というのとは違う、ビシビシしたカッコいい振付が期待できそうですね〜嬉しい。動体視力を鍛えて観劇に備えたいです見る
 どうも『うたっておどろんぱ!』リクエストの話題以来、昔のことを良く思い出すんですが(老化してる悲しい)、郷ひろみさんと青山航士さんは2000年2月「ナンパオ源気」のCMでご一緒されています。このCMはカリスマ振付師の香瑠鼓さんが振付けた中でもオリコンのCM好感度調査1位を記録した大ヒット作で、覚えている方も多いのではないでしょうか。
 このCMの熱くシビアな空気漂う製作経緯が香瑠鼓さんの著書『ふぅ〜はっ!』(NHK出版 2001年)に詳しく書かれています。香瑠鼓さんと青山さん、そしてダンサーで振付師のNAOさんが一緒に創り上げたインパクトある振付に一度はダメが出たのを押し切って撮影されたものなのだとか。今思い起こしてもパワフルだというだけでなく、造形的にも鮮烈な振付なんですが、それを視聴者が1位に選んだというのが嬉しいですよね〜。日ごろグチャグチャ書いている自分が言うのもなんだけど、本当に「ダンスの素晴らしさ」って理屈はいらないんです。CMで「作品」と呼ぶのにふさわしい振付ってそうないと思いますが、この「ナンパオ源気」はその稀な「作品」のひとつだったと思います。
 そして秒単位の短い時間で人の目を奪うCMで鍛え上げられた、青山さんの表現者としての瞬発力は、舞台でも随所に感じられます。ミュージカルってそんなにダンスの見せ場が続くわけではなく、『ボーイフロムオズ』もその例外ではありませんでしたが、ブログめぐりをさせて頂くと、ダンスシーンの記憶が鮮明な方が少なくないようでした。
 さあ、クオリティの高いダンスを集中して見ると結構疲れる(それが心地いいんですが)ので、『スーザンを探して』観劇当日は私もナンパオ源気ぴかぴか飲んでいこうかな〜♪
01:38 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
モンローを探して/スーザンを探して
  青山航士さんの出演作が告知されると、最初に覗くのは、相変わらずGettyimagesです。今回も"Desperately Seeking Susan"で検索してみましたが、やっぱりここの充実度はすごい〜〜。どうぞ皆さんも一見のほど。
 gettyimages "Desperately Seeking Susan"
 ロンドン版は2007年10月16日からプレビューだったそうですが、11月15日付けの「プレス・ナイト」の写真には、映画版『スーザンを探して』ロバータ役のロザンナ・アークェットの姿も見えます。そしてロンドン版の舞台写真も何点かあり、正直言って日本版キャストのほうがハマっていると思うんですが、皆さんいかがですか?
 ロンドン版のスーザン役は、エマ・ウィリアムズというウェストエンドのスター女優だということですが、ロバータ役より小柄で、どことなくイギリス女性らしい生真面目な感じがします。彼女はこの作品が決まる前年に、アンドリュー・ロイド・ウェバー卿プロデュースの『サウンド・オブ・ミュージック』マリア役を降板しました。テレビの公開オーディションの勝者とダブルキャストで、という契約だったのが、「テレビで勝った子」のチケットを求める観客が多く(どこもテレビの威力はすごい)、エマ嬢の出演日が週4回から2回に減らされたことが原因なのだそうです。マリア役からスーザン役・・・女優さんなら別にどうということはないのかもしれないけれど、かなりキャラクター違いますよね〜。どっちかというとマリア役タイプのような気が・・・。
 なんて思ってみていると、07年の製作発表でのデボラ・ハリーの姿も! パンク界のマリリン・モンローと呼ばれた彼女、さすがに艶やかさは衰えても、人生がにじみ出ているような表情に目がとまります。そして最後に「んっ」とひときわ目を引かれる写真があると思ったら、やはりスーザンに扮したマドンナでした。デボラ・ハリーからおよそ10年を経て、彼女もまた、ポップス界のマリリン・モンローというイメージで世に出ましたね。現在のマドンナは、ありとあらゆる手段を尽くして「スター」の条件をすべて満たしたアンドロイドのようで、映画『スーザンを探して』のマドンナとも別の存在のように見えます。マリリン・モンローのイメージを追ってスターダムにのし上がった二人の女性が、その後まったく異なる人生を歩んで、この作品で再び交錯するっていうのも何かの縁なんでしょうか。 
23:52 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
照明は高見和義さん/スーザンを探して
 タイトルに工夫がなくて申し訳ありませんが、青山航士さんの出演作としては『グランドホテル』『SHOW店街組曲』『ルドルフ』に続いて高見和義さんがご担当と言うのも嬉しいです〜♪ 演出のG2さんとは『魔界転生』でもご一緒されていますね。
  『SHOW店街組曲』では柔らかな朝日から青山さん演じる謎のダンサーがまとう、触感があるような不思議な灯りまで、高見さんの作る光のニュアンスの細やかさ が素敵でした。それになんといってもDVDに写っている青山さんがいつにもまして男前で(結局はミーハー)、この舞台を見られなかった私はテレビを前に大人気なく盛り上がったのを昨日のことのように覚えております。『ルドルフ』も、霧のたちこめる森にさす光や、「四次元の舞踏会」の華やかさと陰鬱さの入り混じった複層的な美しさが強く印象に残りました。今度はどんな光の中で青山さんが浮かび上がるのか、瞬きするのもおしんで拝見したいと思います。会場のシアタークリエは比較的コンパクトな劇場なので、舞台と客席の距離感がなくなるような感じで見てみたいですね〜。やはりダンスはあんまりだだっ広いホールより、ちょっと小さいかな、位のところのほうが「動く立体の素晴らしさ」を堪能できると思います。
 また、『スーザンを探して』はストーリーに複雑な背景があるわけではなく、どちらかと言うと登場人物の心象を追いかける舞台になるんじゃないかと勝手に予想しているのですが、高見さんが女性の内面の変化をどんな光のなかで描くのかも楽しみです。ロンドン版のプロモーション映像は、たまたまかもしれませんが、ロバータ役の女優さんが棒立ちで、表情も硬いような気がしました。映画だとカメラワークや編集でどうにでもなるシーンでも、舞台のロバータ役は相当の演技力が必要なんじゃないでしょうか。これまでヒロインというヒロインを演じつくした保坂知寿さんなら、ビビッドな表情を見せてくれそうです。
 
23:14 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
美術は松井るみさん♪/スーザンを探して
  青山航士さんのブログで歌稽古開始とのこと、気温は一気に下がっているのに、気持ちは盛り上がってきました〜♪ あれだけ踊れる人が歌も、ということに、今でも心のどこかでビックリしていますが
 さて、ミュージカルファンの方はまず音楽、という方が多いと思うのですが、文字通りミュージカル公演の客席で末席を汚しているクチの私は、舞台と聞くとビジュアル・スタッフが誰なのか、すっごく気になります。なので美術が松井るみさんと知ったときは嬉しかったですね〜。はっきりいってもうロンドン版を超える予感があります
 松井るみさんは、宮本亜門さんのブロードウェイデビュー作『太平洋序曲』の舞台装置を担当、05年トニー賞のBest Scenic Design of a Musicalにノミネートの快挙を遂げ、青山さんの出演作では今年5月の『ルドルフ』(帝国劇場)の美術を担当されています。この時の舞台は、世界の名画を大胆にモダンな切り口であしらったセットが印象的でした。どんな豪華なセットを組もうが、「宮殿」を作れば安っぽい「ハリボテ」にしかならないということを逆手にとった発想は、本場をうならせた松井さんならではでしょう。
 不景気なことを書くようですが、ロンドンでこの作品は不評だったと聞きます。だから期待しない、というのではなく、だからこそ日本版は自由に展開できる気もしますし、キャスティングに日本ならではの(元)「男役スター」を起用するところも「勝ちに行ってる」という気がします〜。「女性があこがれる女性、スーザン」を形にするのに、これ以上の配役はなさそうですよね。
 ブロードウェイを彩った人の舞台で、「スーザンを探して」どんな時間が動くのか、楽しみです。
 
22:40 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
『うたっておどろんぱ!』をリクエストしよう
 このブログを読んでくださっている青山航士さんファンのぽちさんより、現在テレビNHKオンラインで「ETV50 リクエスト もう一度見たい教育テレビ」が集計中というお知らせいただきました。本当に有難うございます嬉しいるんるん
 ぽちさんも『おどろんぱ』以来の青山さんファンとのことですが、全国の「おどろんぱロス」に苦しむファンに、ついに06年度放送終了以来の「うたっておどろんぱ再放送」の夢を叶えるときが来ました!!「投票期間は、2008年11月1日〜2009年10月31日まで。そして、リクエストをもとに、2009年1月から随時、特集番組を放送するそうです」とのこと。
 青山航士さんは2001年度から2005年度の『うたっておどろんぱ!(15分版)』そして2006年度の『うたっておどろんぱ! プラス(5分版)』に出演されましたが、DVDに収録されているのは、そのほんの一部でしかありません(特に『プラス』は全編DVD未収録です)。おどろんぱファンは勿論、舞台で青山さんを知ったという方も是非『うたっておどろんぱ!』に清き一票を〜〜。コメントを書く欄もありますので、しっかり「吉田仁美さんと森川次朗さん、照井裕隆さん、そして青山航士さんの三人のかっこいいお兄さんが出ていた01-06年度版」とアピールしたいです鉛筆2

 リンクはトップページのみ、ということですので、お手数ですが下記のリンクから、NHKオンライントップページ真ん中の欄の少し下側をご覧ください。動画アイコンの下に「NHKオンライン編集部から」というインデックスがあり、11月14日現在「来年は、教育テレビがスタートして50年。‘もう一度見たい!’と思う教育テレビの番組を、あなたの思い出とともに投票してください。」と表示されていますのでそこをクリックすると投票画面が表示されます。

 ぽちさん、本当に有難う花実現するといいなぴかぴか

  PCNHKオンライン トップページPC

よつばのクローバー11月15日付記よつばのクローバー
 昨日アップしてから上記ページに更新がありました。投票ページはトップページの上部検索欄に「ETV50」と入力していただくと表示されます。

 ぽちさん、早速のお返事とご承諾を頂いて有難うございました。返信しようと思ったら、gooメールが緊急メンテナンス中です冷や汗。ここで取り急ぎお礼申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いします嬉しい
23:50 | うたっておどろんぱ! | comments(9) | trackbacks(0)| - |
ハート・オブ・グラス/スーザンを探して
 さて、早すぎた日本公演という経験を経て、ブロンディが放った大ヒットが"Heart Of Glass"。でもこの曲がリリースされたときはニューヨーク・パンクの女王でカリスマ的存在だったデボラ・ハリーが、彼女いわく「パーリア階級(インドの最下層階級の呼称)になった」のだそうです。
 もともとは"Once I Had a Love"というタイトルで、ブルースとレゲエをミックスしたスローな曲だったとか。ライブでは早くから演奏していて、1975年に録音もされています。それをプロデューサー、マイク・チャップマンの助言を取り入れて当時の音楽シーンで主流だったディスコ・ミュージック調にしたところ、空前の大ヒット。ですが、ビートがはっきりして親しみやすいメロディのこの曲は、ニューヨークのミュージシャン仲間からは堕落した(パンクが「堕落する」っていうのも変な気がしますが豚)と批判されたそうです。それでもブロンディは「さまざまなスタイルを実験するのが自分たちの音楽」、とニューヨークの街角を出て、この路線を突き進みました。
 ・・・往年のブロンディ・ファンが記憶している「日本での失敗があったからここまで頑張れた」という言葉は、どうもリップサービスではなく、事実みたいですね。その後、仲間内で「女王」でいることよりも、スタイルを固定せずに聴衆に受け入れられる道を選んだ彼女の曲でつづられたミュージカルが、21世紀になって日本で上演されるというのも、なにかいい意味で因縁めいていますよね。
23:58 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ラブ・クレージー/ボーイフロムオズ
Love Crazy 08

 初演のときから大好きな曲です。フロアに足がつくと同時にフラッシュして跳ね上がるような、人間ピンボールみたいな(『TOMMY』とごっちゃになってる)青山航士さんのダンス、最高でした。太陽光線みたいなエネルギーがあふれて、まるで少年時代の青山さんがひょっこり現れたみたいなタイムスリップ感もあって、良かったですよね〜。この間描いた"Continental American"でスリリングな官能の世界を表現していた人とは別人のよう。こんな表現の幅の広さも青山さんの特徴だと思います。
 しっかし3年半ぶりに改めて見た振付はめちゃめちゃにハードでした。あれを満面の笑顔で踊りきるOZカンパニー、私たちもLove Crazyです〜ハート大小るんるん
23:09 | ボーイ・フロム・オズ | comments(0) | trackbacks(0)| - |
1982年のブロンディ/スーザンを探して
 『スーザンを探して』に青山航士さんが出演されると知って、ブロンディのファンで、初来日公演に行った知り合いの話を思い出しました。1977年、デビューアルバム『妖女ブロンディ』が発売され、デビー(デボラ)・ハリーの唇に1億円だったか2億円だったか、とにかく莫大な保険がかけられているという嘘とも本当ともつかない話が雑誌などでとりあげられ、人気投票でも女性ボーカリストとしては(たしか)ベスト3にはいっていたぐらい、話題には事欠かなかったようです。
 パンクロック全体が注目されていたこともあって早々と決まった来日公演、出かけてみると何かの間違いかと思うくらいに客席がガラガラだったそうです。見ているほうが心配になるほど不入りなのに、デボラ・ハリーは渾身のステージを見せてくれたとか。その後、『ハート・オブ・グラス』の大ヒットをきっかけにブロンディはアメリカの大スターになりますが、デボラはその頃のインタビューで、日本で失敗したことでここまで頑張れたというようなことを語っていたそうです。
 そして82年、押しも押されぬビッグネームとなったブロンディが再来日することになり、彼女もとても楽しみにしていたそうなんですが、このときはなんと「デボラ・ハリーと連絡がつかない」という、これまた嘘とも本当ともつかない招聘元の発表で中止に。やっぱり前の来日がトラウマになってる?と心配していると、その後には「解散」宣言、ファンの彼女は何がなにやら、「妖女」なんだから仕方ないか〜、と思うしかなかったようです。この混乱が、メンバーでデボラの夫のクリス・スタインが白血病を患い、治療に専念するためだったと知ったのはずっとずっと後になってからだったとか。財産らしいものは殆ど治療に使ってしまったともいわれているそうです。
 そして1999年には全快したクリスとともに再結成、2003/06年には来日公演も行われています。私はファンの目を通したデビーしか知らないけれど、スターになってからも人間性が透けて見える女性だったんだなあ、という気がしますね。ミュージカルの劇中歌は初期のものも多いと聞きます。初来日のとき演奏したであろうナンバーが、80年代の空気を含んだ舞台上に広がり、新たな観客の視線に包まれたら、デボラ・ハリーも77年と82年のことを、遠い懐かしい思い出とすることができるかもしれません。
00:18 | スーザンを探して | comments(0) | trackbacks(0)| - |