2008年07月の記事 | platea/プラテア

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青山航士さんと出演作について。『The Musical AIDA〜アイーダ〜』/ ゲキXシネ『五右衛門ロック』出演
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キョードー大阪のサイトで動画が/五右衛門ロック
 『五右衛門ロック』大阪公演開幕が近づいてきましたね日の出拍手。まるでタイガースショップで特注したような古田新太さんの衣装だけでも充分盛り上がりそうな大阪、どんなことになるのか楽しみです魚
 新宿コマ劇場は見切れ席を当日発売していたけれど、大阪の当日券ってどうなるのかな〜とキョードー大阪公式サイトを覗いたら、いのうえひでのりさん、高田聖子さん、粟根まことさんたちによる『五右衛門ロック』PR動画が28日付けでアップされていました。仮に収録スタジオの冷房がガンガンに効いていたとしてもお三方ともチト厚着気味なので、東京公演前に収録されたもののようです。お話し振りも穏やかで、今ならもっとハイ凧な感じの画像になりそうな気がしますね〜。
 上のリンクでトップページにとび、少しスクロールすると右側に表示される「エンタメプレス」に動画へのリンクが貼られています。肝心の当日券情報はまだ見つかりません悲しい。でも知ってしまったらちょくちょく並んでしまいそうな自分が怖い・・・。
 
23:35 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
舞台上の時間/五右衛門ロック
 私が自慢にしていることに十三世片岡仁左衛門さん(現仁左衛門丈のお父上)の生涯最後の舞台をこの目で見た、というのがあります。失明してなお舞台に立ち、じっと座しているだけで威光を放っていた姿が目に焼きついているのですが、今回初めて舞台を拝見した北大路欣也さん演じるクガイの最期は、その記憶を呼び覚ましてくれました。
 北大路さんのお父上・市川右太衛門さんも歌舞伎界で活躍された方ですが、いわゆる「梨園の御曹司」ではなく、のちに映画界に転身し大スターになられ、北大路さんも早くから映画界にデビュー。だから「歌舞伎の」方ではないのですが、北大路さんの演技に歌舞伎役者の魂そのもののようだった十三世を思い出したのは、役者という業に賭けているものの大きさ、費やされた時間の密さなどが同質だからかもしれません。
 あることに対し集中した時間が二千時間から三千時間費やされると、仕事として何らかの形になってくる、という話を読んだ事があります。北大路さんは『五右衛門ロック』稽古場で休憩時間も刀を振っておられたということですが、そんな調子ならもうニ〜三千時間を何セットも過ごされたことでしょうね。言われてみれば、歌舞伎界の御曹司たちも幼稚園に行くか行かないかぐらいの年に初舞台をふみ、それからは定年もなく昼夜公演を基本として舞台を務めるというとんでもない人生スケジュールを用意されていて、「二〜三千時間」を何回となく積み上げていくことになるのです。彼ら独特のたたずまいを可能にしているのは、実は「血」なんかではなく「舞台の上で生きる」という言葉が誇張ではない時間の積み重ねなのかも、と思えます。
 『ウエストサイドストーリー』以降、青山航士さんがミュージカルに出演されるようになって四年がたちます。あれから立て続けに話題作に出演され、舞台で過ごされた時間も相当なものになりました。ダンサーの舞台生命は普通はとても短くて、40才を超えて踊っている人はごく一部ですが、ぜひそんな前例を吹っ飛ばして、長い時間の積み重ねがダンサーという選ばれた身体にどんな形になって現れるのか、見せていただきたいなと思っています。『五右衛門ロック』東京公演、お疲れさまでした拍手
00:37 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
五右衛門ロック 東京千秋楽おめでとうございます
五右衛門の手下2

JUGEMテーマ:舞台鑑賞

 少しさぼっていたら今日はもう東京千秋楽! おめでとうございます拍手。青山航士さん@五右衛門の手下ですふくろ

00:01 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
兵士/五右衛門ロック
兵士

 テンコ盛り舞台の『五右衛門ロック』、とても1回の観劇では私の頭には入りきりません。衣装の細部がほとんど思い出せないので猫、公式ブログでちらっと見せてくれないかな〜と想っていたのですが。新感線の公演ってネタバレ厳禁っぽいな、とは想っていたけど舞台写真も掲載されないもんなんでしょうか悲しい。そんなわけで「全然ちがうっ」の声を浴びるかと思いつつもアップ。大阪公演でしっかり見てきます見るのでどうぞご寛容の程。
 殺陣、迫力ありましたよね〜。怒涛のような時の流れを一瞬止めるかのような浮揚感ある跳躍に「あっ あの高いジャンプは青山さん!!!」と想った瞬間・・・いまさらですが以下ネタバレ自粛。
23:13 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
クガイの宮殿で/五右衛門ロック
国王陛下万歳0721
JUGEMテーマ:舞台鑑賞

 う、う〜〜ん冷や汗書き込めばいいってもんじゃないって好例になってしまった・・・。つぎ頑張ります豚

00:11 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
国王陛下万歳(イラスト)/五右衛門ロック
国王陛下万歳

 ・・・まだ描き始めたばかりなんですが例によってとりあえずアップ。北大路欣也さん演じるクガイの宮殿で踊る青山航士さんを発見して「ひゃー! カッコイイ〜」とオロオロして見ていたせいか、衣装はウロ覚え、曲名があっているかもちょっと自信がありません豚。この時点ではクガイはひたすら冷血な独裁者として描かれていましたが、押さえ気味の照明が不吉な感じで、北大路さんが佇んでいるだけで気圧されるような迫力でした。 
 青山さんが下手側で踊るこの場面、腕の動きがとても綺麗でしたよね。タップに象徴されるように西洋の踊りって根本的には「脚踊り」だなあ、とよく思いますが、やっぱり日本は「手(腕)踊り」で決めてきますね〜。・・・ただどうも欲求不満なのか、振付にはなかったのに青山さんが跳躍する姿が頭に浮かんで仕方がないので勝手に跳んでいただく事にしました。この衣装でなんかもう一曲くらい踊って欲しいなあ悲しい。ちなみに参考にしたのは懐かしの『うたっておどろんぱ!』2003年度初回放送の「めぐりあいっていいね」ソロバージョンのトゥールジュッテ。私ってオタク。
23:17 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
読売ONLINEで/五右衛門ロック
 そんなわけで、もぉぉぉのすごぉぉぉく人気のある『五右衛門ロック』ですが、実はダンスオタク的にはダンス場面がかなり大人しいという想いがありました。こんなに盛り上がってるのに、そういうこと書くって空気が読めないってことかしら〜、とウジウジしていると、読売ONLINEの劇評にも同じようなご意見がパソコン。トップページの検索欄に「五右衛門ロック」と入力して7月16日付けの記事をご覧下さい。そうなんですよ〜、他の部分がすごい勢いなだけに、蜘蛛の巣グラフで言うと「ダンス」の項目だけぺコッとへこんでいるように思えるんですよね。噂どおりテンコ盛りでお腹一杯にしてくれる舞台ではありましたが、ダンスに関してはまだまだ食べられます。ま、私はダンスに関しては別腹なんですが。
 もちろん殺陣が他の作品のダンスに相当するともいえるし、ましてダンス公演ではないのだから、そんなに動的なものは要求されていないのかなとも思います。ただ、殺陣という戦闘型の動きの最たるものに対比させて、例えばホッタル族の静かな生の営みがダンスで表現されていたら綺麗だったろうな・・・とか思いますね〜。あと、北大路欣也さんが松雪泰子さんに「踊ってくれないか」と語りかける場面がありましたが、生きて脈打つ人の体をクガイが深く意識するようなシーンが他にもあったらダンスファン的には嬉しいです。まあ、「もし」にもほどがあるダンスオタクの戯言ですが、青山航士さんのようなレーシングカー並みの機能を搭載したダンサーを知る身としては、試験走行して終わったようで食べ足りなくて・・・(と再びウジウジ)。
 ホントに充分面白かったんだけど、なんかこう要求が高くなるのは劇団新感線が日本の「芝居」を創っている、と想うからでしょうか。やっぱり現代の歌舞伎の「舞」をこの劇団で、そしていのうえひでのりさんの演出で見てみたいからかもしれません。
JUGEMテーマ:舞台鑑賞
00:33 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
良い加減にエエカゲン/五右衛門ロック
 今日は『五右衛門ロック』開幕以来初の休演日・・・ですが観劇した方のレポートが次から次へとアップされてますね〜、ホント凄い人気。
 開幕前にあらすじを読んだときは舞台が「南の島」って、そこの人たちの言葉はどうするんだろうか? パントマイムとか? と野暮なことを考えていたものですが、もう当たり前のように日本語富士山楽しい。兵士の衣装もどう見たって南の島っていうより中央アジア〜中近東風です。でもこれがカッコいいんですよね〜るんるん。バレエでも上演する側はロシアやフランスだろうとアラビアやインドを舞台にした演目は人気がありますし、いっそ『五右衛門ロック』も「劇団新感線の世界不思議発見」みたいに世界中まわるシリーズものにしても楽しいんじゃないでしょうか。
 思えば世界の名作とよばれる舞台作品で神経質に本物っぽさにこだわったものはないようだし、とくに舞台がヨーロッパ以外だとその傾向は強いという気がします。『マダム・バタフライ』だって『トゥーランドット』だってエエカゲンな民族衣装にエエカゲンな時代考証。インドを舞台にしたバレエの『ラ・バヤデール』も男性はまあそれらしき格好だけど女性ダンサーは場面によってはチュチュといった具合で、ネットで情報を瞬時に分け合う現代でも、改める気配すら感じられません。でもそんな厳密さなんかなくても見て綺麗だし、楽しい。舞台芸術に人間の求めるものってそんなものなのかな、とも思います。そういや青山航士さんが扮している、ちょっと両性具有的な宮殿のダンサー、素敵ですよね〜。ノースリーブがこんなに綺麗な男性(というか腕)もなかなかないと思います、何人なのかちっともわかんないけど見る。ありとあらゆる「エスニック」が入り交じる衣装も楽しい作品でした。
 精神的病理に端を発する事件も少なくない現代、こういう芝居が愛されるのはごく当然のことなのかもしれません。最近疲れ気味で・・・という方はぜひコマ劇場にお運びくださいませ〜。当日券は舞台が一部見えないようですが、由緒正しきヨーロッパのオペラハウスだって、馬蹄型のところはそんな席がたくさんあります。多少のことは良いじゃないっすか。 
23:26 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
海と風と光と/五右衛門ロック
 さて新宿コマ劇場、会場に入った途端、「ものを大切に」という言葉が胸に刺さりました〜冷や汗。すり鉢型はギリシア式の野外劇場と同じ形、それに日本演劇界の発明である廻り舞台が三重になって・・・と思うと取り壊すのが勿体なく思えます。また、客席全体にスロープがついているので、舞台床面の波模様がよく見えてとても綺麗でした。これを設計した方の心づくしが伝わってきて、『五右衛門ロック』ロングラン公演のため閉館延期とかいうことにならないかと思ってしまいますね。
 さて、劇場みたいに閉鎖した空間ってどうしても「海」なんかは感じにくいものですが、風の渡るのが感じられるような色調で、シンプルなんだけど印象強い美術でしたね〜。また、アンサンブルの方たちが歌舞伎の黒子よろしくアッケラカンと舞台装置を動かすのが、いかにも「芝居小屋」的な雰囲気で、とても面白かったです。もしも背景の空が動いたら最高だと思うのですが観客の浅知恵でしょうか。(それとも他に気を取られている間に動いたりしたかなバッド
 照明も、客席全体をパーッと照らす場面が幾つかあり、その間はスロープの角度が強いのもあって前列が視界に入らず、のびのびと広い空間に放り出されているように感じました。装置や照明はやはりある程度後列のほうが堪能できますね〜。チケット争奪戦を勝ち抜いて前列をゲットされた方もぜひ一度は後ろからご覧になることをお勧めいたしますグッド。また舞台上では役柄にぴったりはまった照明で、北大路欣也さんを照らす光は威厳みなぎるオーラそのものだったし、松雪泰子さんはどこまでも白くて綺麗だし、川平慈英さん&右近健一さんは欲がキンキラキンぴかぴかと音を立てて輝くよう・・・。それに殺陣のシーンはあんまりクルクル色が変わるような「いかにも」なのはイヤだなあ、と思っていたら、ピシッとシンプルで、動きがよく見えて嬉しかったです。おかげさまで目から下はベールという苦境(?)にも関わらず、青山航士さんの動きもばっちり追えました。新興宗教なんか光をうまく使って信者をその気にさせるそうですが、こんな照明だとホントに心を操られそうでちょっと怖いかも。
 いや〜劇団新感線の作品は「てんこ盛り」とは聞いていたけど、この芝居のクリエイティブ・スタッフの力技もホント凄いですね。・・・しかしこの作品、一体どれだけ書く事があるんだろう。今日はこの辺で。
00:04 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |
殺陣を「舞」で見てみたい/五右衛門ロック
 この目で見た『五右衛門ロック』、とにかく開幕前から話題がつきなかった舞台ですが、殺陣は噂以上に多かったです。スピードはあるし、あんな複雑なフォーメーション(ていうんだろうか)を何通りも次から次へと・・・体力と同じくらい高い集中力も要求されるでしょうね。圧倒的なスピードの中で、青山航士さんが森山未來さんとのからみで最後に見せる滞空時間の長い跳躍が、一瞬そのあたりが真空になるようで印象的でした。
 ボクサーのような体型のアクションクラブの皆さんがストイックにビシビシ決めるのですが、やっぱりダンスオタクとしては「あの〜、一度踊ってみてもらえませんか?」と思わずにいられません。全編ジェットコースター、あれよあれよという間に・・・というのも楽しいんですが、どこかでスピードを落として様式として見せてもらえたら、型の美しさなんかも堪能できそうですよね。今回は北大路欣也さんのずっしりと重みのある演技(いや〜、やっぱり凄かった〜)があるのであのバランスでいいのかな、とも思いますが・・・。
 ダンスファンの戯言でしかないですけれど、これだけの殺陣がもしもダンスに組み込まれたら、『ウエストサイドストーリー』や『ムーヴィン・アウト』にも負けない、そして日本にしかない、さぞかしカッコイイ作品になるだろうなあ、と思います。ダンスってどうも日本の演劇界で継子扱いされているような気がするんですが(ヒガミ)、「舞」台という位ですし、「歌」「舞」「伎」を現代によみがえらせている劇団新感線には新境地を開いて欲しいです。そしてその時は勿論ダンサーとして青山さんを呼んで下さいませ〜るんるん 
02:00 | 五右衛門ロック | comments(0) | trackbacks(0)| - |