当然『五右衛門ロック』のイラストを描くタイミングなんですが、なにか写真とか見て描く訳ではないので、旧式パソコンみたいな自分の頭のなかの記憶が頼りです。その頭がどうしても『森羅』(01)の「曼荼羅」を踊る青山航士さんの記憶でフリーズ。困ったな〜、ってんで描いてみることにしました。ホントはこんな俗っぽい表情ではありませんでしたが・・・力不足でスミマセン
。
「ロックで踊る」と普通にいいますが、実際にロックという音楽を作品として踊ってサマになる人は少ないです。8月31日まで開催中の
エディンバラ国際フェスティバル2001年度参加作品だったこの『森羅』の音楽は、基本がかなりヘヴィなロック。多分ソロパートはすべて青山さん自身の振付だと思いますが、いわゆる「踊れそうにない」曲が、同調性の高いインパクトあるダンスで硬質な立体となって舞台に広がるようでした。ダンスがもともとは男性のもので、戦闘の動きを型として昇華したことから始まったということを認識させてくれる数少ない表現者のひとりです。
『五右衛門ロック』も殺陣だけでなくどこかでダンスもヘビメタして魅せて欲しかった〜。日本では迫力のある男性群舞がなかなか見られないのですが、身体能力バツグンのアクションクラブの方々が並んでいるとなんか期待してしまいます。できたらいのうえ歌舞伎で見てみたい! その時はもちろん青山航士さんも呼んでください。